2015/11/23 18:55
みなさんの冬のイメージってどんな冬ですか?
ボクの冬のイメージはとっても月並みですが、雪がちらつく風景を窓越しに眺めながら、コタツでぬくぬくと、そしてうとうとしながら本を読む風景を思い浮かべます。
そして、本を読みながらうとうとと眠りにつく気持ち良さと、眠りから覚めたときの心地よさが冬の楽しみでもあります。ただ、ひとつ問題なのは、どこまで本を読んだかわからなくなること。
続きはたしかこの辺りかな〜なんて探しながら読み始めると、あれっここ読んだような…とぐるぐるまわって結局時間がかかってしまう。
そんな遠回りもいいんですが、せっかちなボクはこんな時、どこを読んでも区切りがつきやすいエッセイをよく読みます。
その中でもエッセイでは松浦弥太郎さんの「日々の100」がおすすめ。
松浦弥太郎さんが人生を通して出会い大切にしているものを紹介されているこの一冊。
アンティークの定規やおばあちゃんの眼鏡、ガラスの花瓶やクッキー缶など、どこにでもありそうなものだけど、松浦さんにはどれも特別なものたち。その特別なものとの出会いや思い出のエピソードを優しく丁寧に語りかけてくれます。
そんな、松浦さんが紹介する一点一点に物語を想像しながら、その地、その場所、その瞬間に自分もいるかのような気持ちで、ボクはまた眠りにつくのでした。