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A平置きし、外寸を測定しております。手作りの商品のため、ひとつひとつ差異がございます。また、色の出方や釉薬のかかり具合など少しずつ個性がございますが、てづくりの品の特徴としてご理解ください。
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2016/10/08 20:03


本日企画展初日を終えました。
お会計をお待たせしてしまったり、
至らない点も多かったのですが
暖かい皆様に助けられ無事夜を迎えホッとしております。
お越しくださいました皆様、ありがとうございます。
こちらがお礼を言う立場であるのに、
みなさんお店を出るとき「ありがとうございました〜!」と
笑顔で何度もおっしゃってくださってなんだか感動してしまいました。

無くなってしまったものもありますが
toheさんのスコーンや
coguさんの木の器、kohaさんの飲み物などご覧いただけます。

また明日からも続きますのでどうぞよろしくお願いいたします。

今日はそんな私から
オススメの1冊。

この本を読むまではお堅いイメージでしたが、
読んだ後はもうただただ無邪気な少年そのもの。
扱うものへの敬意、
愛情の大きさはいつもこの方のようでありたいと思っています。

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蒐集物語
柳宗悦


私は馬鹿になりたい。

馬鹿というのは、「〜馬鹿」というような
なにかが好きで好きでそのためなら何かを犠牲にしてもよい、
それに没頭して周りが見えなくなるくらい
夢中になっているような、そんな意味での「馬鹿」。

柳宗悦は自分が美しい、と思ったものを見つけると
それに対して愛情や尊敬の念を全力で注ぎ込みます。
その姿はまっすぐできらきらしていて
とても魅力的。

民藝館の館長といえども
なんでもうまく手に入るわけではなく
欲しいのだけれども
お財布事情で無理だ...とかまた怒られるのではないか...
と悩んでいる姿はなんだか微笑ましく
お堅いと思っていた民藝の世界が
ぐんと身近になるのが柳宗悦と、この本の魅力ではないかなと思います。


今までわたしは無難なレールの上を歩いてきて
でも本当は人生をかけてまで没頭できる
馬鹿になれるものを求めていました。
端的に言うと、自分で何かを作り出す人、表現する人になりたかった。
でもそこを極めるほど馬鹿になれるものには出会えず終いでした。

今、何かを作り出すことはしていないけれど
自分がその何かを見つけられなかったからこそ
それらを見つけたひとたち、作家さんや料理をする人などの作り出すものに
とてつもない憧れと尊敬の意を持っています。
だから、それらをできるだけ大事にしてくださる方のもとへ、
たくさんの作品をお渡ししていきたい。

思ってた感じとすこしちがうけど、そうやってたどり着いた
馬鹿になれるもの、が今のお店です。


お店で扱うものはいわゆる民藝とは違うけれど
何かに迷いそうになったときは
この本と、柳宗悦しのものに対する愛情を思い出して
自分が信じたものを扱うようにしているのです。


最後にその影響を受けて
長野の松本に民藝館を開いた丸山太郎の言葉です。

「美しいものが美しい

では何が美しいかと申しますと
色とか模様とか型とか材料とか色々あります
その説明があってものを見るより無言で語りかけてくる物の美を感じることの方が大切です
何時何処で何々に使ったと云うことでなく
その物の持つ美を直感でみてください
これはほとんど無名の職人達の手仕事で日常品です
美には国境はありません」

好きなものを、好きという。
直感で感じる。
以外と難しいことですが、そうやって好きなものに出会えるお店になっていこうと思うのです。

真面目な感じになってしまいましたが、読んでくださった方
ありがとうございました:)

また明日からもよろしくお願いいたします。