鳥取展 出展者のご紹介 vol.6
杉本さなえ
1975年鳥取県米子市出身、在住。
パッケージ、ロゴ、雑誌、ウェブ等のイラストを手がける。
定期的に個展、グループ展、企画展出展などで作品を発表。
主に、墨汁の墨と朱の2色のみを使用して絵を描いている。
今回の鳥取展に同じく出展してくださっている"Float"さんのパッケージのイラストを描いているのも杉本さんです。
かわいらしいようでいてどこか異世界に迷い込んだ気にさせてくれる杉本さんのイラスト。
見た瞬間にグッと心を持ってかれました。
ルイス・キャロルの"鏡の国のアリス"のように、実は壁に飾られたこの絵の向こう側に
長い長いお話と不思議な世界が広がっていて
そこに迷い込んで気づいたら時間が経っていたんじゃないかと思うくらい
ずっと絵に入り込んで眺めてしまいます。
これらが2色のみで描かれているなんて思えないほど、それ以上の奥行きを感じるイラストたち。
杉本さんの鳥取が好きな理由が素敵だなぁと思います。
「鳥取の好きなところは
何もかも遠く離れているので、
絵を描くことからも
他人事のように距離を保てるところです。
あとは、山と海がふつうにいつも傍らにあることです。」