2019 11 16 s a t ー
12 01 s u n
m e g u m i t s u k a z a k i s o l o e x h i b i t i o n
" 透 き 間 "
塚崎さんが自身の器のことを話す時、こんな話をしていたのがすごく印象的でした。
「私の器は大きな25cmとかはあまりなくて、小さい器が多い。
小さな器をつくるのは、人にとっての水や空気のような隙間を現したいから。
食事に使う大きなものはメインになるものじゃないですか。
そうじゃなくて、お茶の時間とかの方。」
あってもなくても良いような、でもあると自分が整えられて
芯が通ってすっと立つような。その隙間を表現したいんだ、といっていた塚崎さん。
わたしにはそれが色が満たされて現れる彼女の作品の貫入のラインともリンクしてすっと入ってきました。
少しでも伝えられたらいいなと思いこの展示を行います。
静かに いつもそこに在るもの
無色透明の 空気の隙間のようなもの
人の色に溶けこんで
重なる何かに気づくとき
すん、と自分の底に立つ
誰かの源となるように
水や空気となるように
(megumi tsukazaki
HPより引用)
【 イベントのお知らせ 】
透 き 間 の 喫 茶
日 : 11 / 24 s u n
器 : 塚 崎 愛
菓 : c i n e c a 土 谷 み お
塚崎さんの作品の中でも器は、どちらかというと食事ではなくおやつの時間に使うようなものだ。
そんな話の中から
その世界観を感じてもらえる喫茶のようなイベントをしましょう、と決めました。
本展のタイトルでもある「透き間」を表現してください、とc i n e c a 土谷みおさんにお菓子を依頼しました。
今決まっているのはここまで。
他整い次第インスタグラムやこちらでお知らせさせて頂きますのでお楽しみに。
自分の中の芯が整い、すっと背筋が伸びるような感覚を伝えることができたなら嬉しいです。
【土谷みお/Mio Tsuchiya】
東京生まれ。多摩美術大学卒業後、グラフィックデザイナーを経て、2012年に“映画を題材にした物語性のある菓子”を制作する菓子ブランド「cineca(チネカ)」を立ち上げる。cinecaでは、すこし新しい日常が見つけられるような菓子作りに取り組む。雑誌「PERK」で“cinecaのおいしい映画”、Webマガジン「PINTSCOPE」で“cinecaのおかしネマ”などコラム、執筆業も手がける。