本日は布花標本作家のutopianoさんに、2回めのおすすめ、たくさんご紹介いただきました。
utopianoさんが「作品作りのテーマにしたり」したこともあるというレイ・ブラッドベリ。
utopianoさんの世界観が素敵だから、
それだけで気になってページを繰りたくなります。
日が落ちるのが早くなり、
夜が長くなってきたこの季節。
10月に合わせた内容の本をお勧めくださいました。
レイ・ブラッドベリ
『10月はたそがれの国』宇野利泰・訳 創元SF文庫1965
『何かが道をやってくる』大久保康雄・訳 創元SF文庫1964
『ハロウィーンがやってきた』伊藤典夫・訳 晶文社1975

秋になると手に取りたくなるブラッドベリ。
たくさんの著作、そして名作があるブラッドベリですが、10月ということで万聖節前夜(ハロウィーン)がテーマになっているお話や本を選んでみました。
なかでも私が特に偏愛している『何かが道をやってくる』
この長編小説をモチーフに何度もイラストを書いていた高校時代、その後も作品作りのテーマにしたりと繰り返し読んで来た一冊です。
ある年の十月二十四日の真夜中を三時間すぎたころ、突然訪れた万聖節前夜。夜の街に到来したカーニバル、時間をあやつる回転木馬、カライアピーの物悲しい音色と、甘いコットンキャンディ、リコリスの香り…。サーカスを率いる刺青の男・ダーク氏は、暗黒の象徴のように主人公たちの前に現れます。
ブラッドベリはジャンルとしてはSFファンタジーとか幻想文学、きっかけがなければ手にとらない方も多いかもしれません。でももし少年少女小説などがお好きなら是非読んでみてください。『ハロウィーンがやってきた』はムニャイニの扉絵も素晴らしく、また『何かが…』のように主人公が少年の物語は、子供が読んでもきっと面白く読めてしまうと思います(私は中学生の頃に出会いました)
『10月は黄昏の国』は短編集。ちょっとぞくっとするような不思議な物語が19篇、万聖節前夜の物語「集会」も収録されています。
そして…翌11月1日、聖なる万聖節には是非とも「万聖節に黄金の雨が降る」(内田善美・著 集英社ぶ~けコミックス『かすみ草にゆれる汽車』収録)を読んでいただきたい!…ところなのですが現在は入手困難…舞台はイリノイ州ゲイルズバーグ。ブラッドベリやフィニィへのオマージュあふれる宝石のような1冊です。
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utopianoさんにはもう1冊、素敵な本をご紹介頂いています。
よかったらこちらもぜひ、ご覧ください。
前回の記事でご紹介させていただいたutopianoさんは現在ヤドリギのブローチのオーダーは一旦受付を締め切られたそうです。