電車の中や、ちょっとした待ち時間。
本をカバンに入れている方は少なくないと思います。
お気に入りの本や、もしくは友達に借りた本。
カバーをかけているのにもかかわらず、荷物が間に挟まって
ページがぐちゃぐちゃになってしまった・・・なんて経験をお持ちの方も少なくないはず。
私たちもそんなひとり。
カバーかけてる意味ないよね、なんて話していると、
それを解消する素敵なブックカバーが現れました。
TAKAHASHI DESIGN INSTITUTEのコンセプトは
"余分な機能や装飾を削ぎ落とした、シンプルで合理的なデザインの追求"。
そもそも
ひとつのアイテムは
ひとつの機能を果たすために
最適で合理的なデザインを持っている。
ひとつのアイテムに
無理に多くの機能を盛り込もうとすると、
デザインはどんどん不自然になっていく
と、つくり手の高橋さんは言います。
そんな手から生まれる革小物たちは、
シンプルながらひとつの機能を果たすために計算された合理的なデザイン。
こちらのブックカバーも、珍しい本自体を丸ごと覆ってしまうタイプで
私たちが困っていた
”カバーをかけているのにページがぐちゃぐちゃになる”
問題を一気に解決してくれます。
また、留め具にゴム紐を使っているのも理由があって、
ゴムならいちいち取らずとも
ページをそのまま開ければ自然に外れてくれるから。
表紙を覆ってくれていたところは、
本を読む際背表紙を挟んで同じゴムで止めれば問題ありません。
はじめは少しごわごわしますが、
使っていくうちに革が馴染んで扱いやすくなってくるでしょう。
いらないものを削ぎ落としたら
良いところだけ残った
計算されたデザイン。
デザインがシンプルな分、皮は表情のあるムラのあるものを使ったり、
使っていくうちに育って味が出るもの、などを使ったりしています。
革小物なのに価格もお手頃なのは、
「職人として成功するというよりは、自分の作ったものが気軽にたくさんの人の手に渡ればよいなぁと思ったから。」
なんだそう。
本好きのあの人に、ちょっとプレゼントしてみるのも良さそうです。
他にもいろいろ革小物を作っていますので是非覗いてみてください。