APT # 207 おうちにこもるweek企画
「冬に読みたいオススメの本」
2015.11.27
No.24
純米酒を極める / 上原浩
recommender : cocoro store (鳥取の若手作家を応援するショップ)
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地元・鳥取の若手作家さんの作品を積極的に紹介するcocoro store。
そんな彼が勧めてくれたのは、やはり鳥取に関連する本でした。
この本の著書の上原浩さん(1924-2006)は鳥取県生まれ。
酒造技術指導者の第一人者で酒造界の生き字引的存在。
本によると
「本来、日本酒は、これ以上ないほど安全で健康的な食品である。」
「しかし、戦中戦後の緊急避難策として始まったアルコール添加が定着し
経済効率のみが優先されてきた結果、
『日本酒は悪酔いする、飲むと頭痛がする』といった誤解から今日の危機を迎えた。
我が国固有の文化である日本酒はどうあるべきか。」
(酒造界の生き字引)
この器の形のお猪口で飲むと格別に美味しく、
また魚料理と日本酒の組み合わせがたまらなく好きだと話す田中さん。
このお猪口は鳥取県の八頭で作られる
因久山焼のもの、
お酒はcocorostoreがある鳥取県倉吉市で営む
元帥酒造のものなんだそう。
「『酒は純米、燗ならなおよし』との上原さんの言葉がありますが、
この冬の時期に旬の食材とお酒と本を片手に楽しむことをお勧めします。
地元で採れた食材と地元のお酒を地元の器で楽しむことの悦です」
風土が同じところで作られたものは、きっと合うように出来ている。
簡単なようでなかなかむつかしい
今一番の贅沢を今頃彼は楽しんでいるのではないだろうか。
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recommender profile
倉吉の情緒あふれるエリア、
白壁土蔵群には古い町並みを生かしたお土産物さんや雑貨店が集まっています。
山陰の民工芸品をより多くの人に伝えたいと、
オーナーが山陰各地の工房を巡り集めたクラフトをラインナップ。
民藝や若手作家の器、生活用具など、暮らしに寄り添う逸品ばかり。
鳥取に帰ればまずここに立ち寄って、どこか面白いか、オススメの店は
など教えてもらってから回れば間違いないくらい
鳥取のキーマンと言って間違いないお店です。